Class of 2013・男性・企業派遣

 

なぜHECを選んだか

①HECがフランス・欧州のビジネススクールというアイデンティティを残しながら非常に国際的なトップスクールであるため。ヨーロッパの文化や社会の仕組みなどを肌で感じ理解を深めるとともに、自分が様々な面で影響を受けてきた米国の考え方を相対的に捉えられるようになりたいと考え、ヨーロッパのアイデンティティを持った大学院に行きたいと考えていました。

 

②HEC16ヶ月というプログラム期間が、じっくりと知識を深め、自分を見つめ直す上で適切だと考えたため。16ヶ月という期間は1年間のMBAに比べてより学びや経験をしっかりと咀嚼する時間を与えてくれると同時に、2年間のMBAに比べて実戦から離れる時間を短縮出来る絶妙の期間設定だと感じています。20代のうちに留学する機会を得られたため、今後進んでいく方向について改めて考え、その方向に向けた準備をする時間を得られたと同時に、不必要に時間を浪費することなく実戦に戻ることが出来たのは非常に有用でした。

 

③HECが、企業の社会的責任や持続可能な発展に寄与する企業活動のあり方についての新しい知見を得る上で、非常に豊富な機会を提供していたため。自分自身がMBAで考えを深めたかったことの一つが社会におけるビジネスの位置づけとあり方であり、特に経済的成功の達成と社会的責任の遂行の両立や統合を促進するマネジメントや社会政策のあり方に関する知見を深めていくことでした。HECNet Impact clubやSustainable Business Conferenceなど、この領域に関して勉強する多くの機会を提供しており、自分の考えを深めていくのに最適と考えました。

 

MBAに来る前はどこで何をしていたか?

総合商社の本社(東京)勤務

 

HECの経験の中でこれというものをあげるとしたら何か?なぜか?

Net Impact clubPresidentSaint-Cyr Leadership Seminarなどでのリーダーシップ経験。

リーダーは誰よりも働き者でなければならない、意思決定することこそがリーダーの最大の役割、何が目的で何をしようとしていて何故他の手段ではなくその手段で行おうとしているのかをメンバーにしっかりと言葉で説明しなければならないなど、実際にリーダーのポジションについてこれらのことを身を以て経験することができました。

またMBAの学生代表(MBA Council President)を務めたメキシコ人クラスメイトMBAプログラムを通してお互いの考え方について共有し、何度も議論し、お互いの責任の範囲を広げながらMBAプログラムに少しでも多くの良い影響を与えていくべく共に切磋琢磨し、努力した掛け替えのない友人ですが、妥協することなく、リーダーとして誰よりも働き、コンフリクトを恐れずに指示や指摘を行う彼の姿勢から非常に多くのことを学びました。

 

HECの授業の中でこれというものをあげるとしたらどれか?なぜか?

①Sustainable Investment(Graham Sinclair教授)

Sustainable Investmentに関する包括的な知識を得ることができる授業でした。Sustainable Investmentの定義、プレイヤー(調査機関、コンサルタント、asset owner, asset managerなど)、各プレイヤーの具体的な活動事例、Sustainable Investmentに関する議論など、非常に多くの知識を得ることができました。教授自身、南アフリカでSustainable investmentに関するコンサルティング会社を経営しており、自身のネットワークも駆使して授業中に様々な実務者と実際に話す機会もあり、この領域について強い興味を与えてくれた授業でした。

 

②European Affairs(Alberto Alemanno教授)

EUの歴史と現状について学ぶ、欧州のMBAならではの授業。EUがどの様な経緯を辿って現在の形になったのか・加盟している各主権国家とEUの権限がどの様に分かれているか・EUとしての意思決定がどの様なプロセスを経てなされているかなどの枠組みに関する内容に始まり、EUの具体的な政策がビジネスにどの様に影響するか・昨今のEUにおける経済危機の経緯とこれまでの対策などのEUの現状に関する具体的な内容までカバーされ、欧州に関する理解を深めることのできた授業でした。

 

その他

私はNet Impact clubというクラブのPresidentを務めましたが、貧困層の生活を向上させるテクノロジー提供のプラットフォームを提供するKopernikの中村代表をお招きして講演会を開催したり、開発途上国の飢餓と先進国の肥満の両方を同時に解決することを目指すTable for Twoのフランス法人立ち上げにも関わらせて頂くことが出来ました。またHECの他のマスタープログラムの学生(Master of Sustainable Development)らと組んで、Sustainable Business Conferenceの企画やTEDxHEC Paris立ち上げも行いました。これらのHEC内での経験に加え、欧州の中心地であるパリという立地も、欧州各地(ジュネーブ、ベルリン、ロンドンなど)で行われた学会や研修会などに参加する上で非常に有用でした。これらのHECの中や周りに転がっている様々な機会を能動的に掴んでいくことで、HECへの留学が何倍も意義深いものになっていくと思います。